試験材料採取。
SmartMax GreatRayで完全無農薬栽培したキュウリ、ナス圃場。
この土壌をを試験材料とした。
木材腐朽菌MOG-A1菌の菌糸に
放線菌が生息している。
放線菌は木材腐朽菌に従属している姿。
圃場の土壌中でも、こういう共生社会を営んでいる。
放線菌は木材腐朽菌の菌糸のキチンを
食べたい・・・。
キチン(chitin)は直鎖型の含窒素
多糖高分子
(C
8H
13NO
5)
n
放線菌はキチンを食べることで、窒素と炭素を
調達できる。
圃場 MOG-A1菌の定着 証明
10月26日 写真
MOG-A1菌放線菌共生のコロニーのみ発生。
キュウリ、ナスへのSmartMax GreatRay使用により、
圃場にMOG-A1菌が定着生息していることが確認された。
土壌内の微生物は「胞子」の状態で生息し、ほとんど「休眠」している。
この休眠を目覚めさせるのは・・・多様な微生物の胞子は、それぞれ条件があるので、
一斉に目覚めさせることは難しい。
抗生物質を産生する微生物を探す場合、休眠状態では探すことが出来ないので、
目覚めさせる技術、培地が研究されてきた。
農業での土壌微生物の研究は、この目覚めさせる技術の・・・延長線の思考、技術である。
何万とある微生物から・・・一つの有用な微生物を探す・・・。
日本再生循環緑化研究所 宇井 清太は、別な方向から研究してきた。
多様な微生物を逆に「休眠させる」・・・力、能力を具備している菌である。
早春の環境、土壌で・・・・
猛暑の環境、土壌で・・・・
秋の環境、土壌で・・・・
冬の雪の下の環境、土壌で・・・・
常に多様な微生物を「休眠」させる「絶対王者菌」である。
多様な微生物の中には「植物病害菌」も含まれるから、病害菌が「休眠」していれば、
作物は病気の侵されることはない!
少しの環境変化で「休眠」する菌では使い物にならない。
抗生物質を作る菌は・・・弱いかららこそ・・・そういう成分を備える菌だから、
多様な微生物を「休眠」させることはできない。一部の菌を「殺す」ことは出来ても・・・。
阻止円を無造作に越える菌。
そういう菌でなっければエリアを支配することは出来ない。
阻止円を無効にする力を持った菌。
多様な微生物を「休眠」させる菌である。
MOG-A1菌は・・・そういう視点から探した世界初の・・・自生地生態系免疫システムを構築する菌である。
MOG-A1菌が支配するエリアでは多様な微生物は「休眠」する。
自然の地表はMOG-A1菌と共生できる菌達がグループを形成して菌叢を作り・・・地表を支配している。
複雑系社会である。
農業は、この地表を開拓、開墾と称して破壊して田畑を作る。
絶対王者菌が生息できない地表・・・それが田畑である。
地表を浄化出来ない・・・どんぐりの背比べ・・・・のような菌社会が・・・田畑である。
そこに病害菌が侵入する。
病害菌を抑止できる菌が田畑にはいない。
田畑に生息している土着菌には、絶対王者菌、キーパーソン菌はない。
有機物を入れるほどに・・・・病害菌が多くなる・・・。
畜産排泄物????
それをエサにして生きる微生物の中に、絶対王者菌になれる菌は見つかっていない。
MOG-A1菌は菌根菌になる木材腐朽菌である。
木材腐朽菌の中には、ナラタケのように樹木を枯らす病害菌もある。
そういうことで、植物病理では「木材腐朽菌」を・・・深く考察してこなかった。
木材腐朽菌が多様な微生物を「休眠」させる・・・という発想はなかった。
木材腐朽菌の活性化。
これが自然界の土壌清浄である。
多年草植物が・・・同じ場所で永年生きられる理由である。
SmartMax GreatRay(MOG-A1菌)施与により、圃場に植物自生地を再現するためには、
MOG-A1菌が圃場に「定着」して棲みつくことが絶対条件である。
MOG-A1菌は木材腐朽菌。
圃場にエサとなる枯れ葉、グルコースがあれば・・・移動、逃げ出すことはない。
これを植物は知っていた。
喬木は根のエリアに枯れ葉を舞落す。枯れ葉で木材腐朽菌を株元に養殖している。
イチゴは、離層を無くすことで、枯れ葉を茎に付着したままにしておく。
そうすることで、木材腐朽菌を株周囲で養殖して、病害菌の侵入を抑止している。
多年草草本植物のイチゴ・・・キンポーゲ科のフクジュソウ、イチリンそう、オダマキ・・・などは、
こうして清浄なエリアを木材腐朽菌と共同で作り上げている。
植物が木材腐朽菌の特性を知り尽くした戦略である。
圃場に「枯れ落ち葉」「木材腐朽菌MOG-A1菌」があれば、病害菌は休眠する。
雨が降っても・・・病気が出ることはない。
こういうことは、微生物の中で「木材腐朽菌」のみが出来ることである。
キーパーソン菌になれる菌は「木材腐朽菌」である。
地球で最大の生物「木材腐朽菌」。
菌村社会・・・菌叢を支配しているのは「木材腐朽菌」である。
処理区
MOG-A1菌のコロニーのみ形成されている。
右写真対照区の微生物のコロニーは一つもない。
不活性化されている!
対照区 MOG-A1菌の定着試験
土壌懸濁液培養
MOG-A1菌コロニーが形成されている。
他の土壌微生物のコロニーはない。
休眠したままである。
土壌にMOG-A1菌が定着していることが確認できた。
2018年10月22日
処理区 培養5日後の状態。
低温培養であるがMOG-A1菌のコロニーが培養基全面を支配している。
他の微生物のコロニーは一つもない。
土壌内の多様な微生物は・・・ 「休眠」「不活性化」して・・・いる。
微生物の世界は「場所取り」「領地取り」の戦争である。
そこには忖度も、日和見も、死んだふりも・・・下剋上も・・・派閥もある。
しかし、そういう生活も日本列島の農地、圃場土壌では、大自然の春夏秋冬の季節の中で行われている。
温度が非常に重要である。
低温期でもMOG-A1菌が「絶対王者菌」としてエリアを支配出来るのか。
支配できる菌根でなければ秋から春の作物について、
MOG-A1菌を使用した「完全無農薬栽培」が出来ないからである。
微生物には生育適温がある。
MOG-A1菌が・・・これまでの試験では0から5℃の他の微生物では活動できない低温でも、
超スピードで繁殖できることが確認されている。
秋から晩秋の土壌でも他の微生物より早く繁殖できるのか??
この土壌では既に、当然夏の期間に繁殖した多様な微生物が生息している。
その中にはエリアを支配している菌もいる。
そういう先達菌に対して、MOG-A1菌はどのように対応するのか???
それを検証するための試験を行った。
供試材料 SmartMax GreatRay溶液散布ナス、キュウリ栽培圃場
ナス、キュウリ栽培圃場地表5cmの土壌懸濁液。
MOG-A1菌の懸濁液。
MOG-A1菌が定着検定 SmartMax GreatRay溶液を散布した土壌。
採取 2018年 10月10日。
試験方法
ハイポネックス培地 オートクレイブ 300ccフラスコに30cc分注
処理区 この培地に、上記2種の混合懸濁液を5cc分注
対照区 土壌懸濁液のみ分注。
培養温度 最低5℃ 最高20℃ 室内静置培養。
培養開始 2018年10月17日
写真撮影 2018年10月22日
著作権所有者 (有)最上蘭園
著作権に関わる全ての行為を禁じます。
低温期におけるMOG-A1菌散布土壌微生物の
繁殖スピード、不活性化試験
及びMOG-A1菌の定着試験
suma-to siken 280